子供の胃腸炎の症状で下痢なし嘔吐なし熱なし?そんなことあるの?
子供がかかりやすい病気に「胃腸炎」があります。
嘔吐や下痢、発熱などの症状が典型的ですが、これらの症状が軽い場合「これって本当に胃腸炎?」と疑問に思う親御さんも多いのではないでしょうか?
中でも、下痢や嘔吐、熱がない場合などは、どうなのか気になりますよね。
そこで今回は、「下痢なし」「嘔吐なし」「熱なし」ということはあるのか?どう対処すれば良いか?について調べてみました!
子供の胃腸炎で下痢や嘔吐、熱がないこともあるの?
胃腸炎の症状は、一般的に下痢、嘔吐、熱、吐き気、などがありますが、これらの症状には個人差があります。
下痢だけであったり、嘔吐がなかったり、熱が出なかったり…あらわれる症状は様々です。
軽くなる理由としては、
- ウィルス性の胃腸炎は症状が軽い場合が多い
- 一度感染したウィルスに再び感染した場合、抗体ができるため症状が軽くなる
- 主に胃で炎症が起きているか、腸で炎症が起きているかで、出る症状が違ってくる
- ストレスが原因である場合
などが考えられます。
胃腸炎は、一般的には吐き気・嘔吐から始まり、そのあと腹痛や下痢や熱が出てきますが、軽い症状の場合、ただの風邪かな?と思ってしまうこともありますよね。
子供は自分の体調が良くないことに気づかなかったり、うまく言葉で言い表すことがむずかしかったり、ということもあります。
顔色はどうか?便の様子はどうか?など、親が子供の様子をよく観察しておく必要があります。
このように下痢なし・嘔吐なし・熱なしという軽い場合もあるので、覚えておきましょう。
症状が軽い場合、どのように対処すれば良いの?
二次感染に注意
症状が軽いからといって、ウィルスが体の中からなくなったわけではありません。
少なくても1~2週間は感染する可能性があると言われています。
便が人の手に触れ、洗い落としきれなかったウィルスが口に入り感染します。
下着やトイレなどはしっかり消毒しておくことが大切です。
オムツをしている子供の場合は、使い捨ての手袋を使い、ビニール袋にいれてしっかり封をして捨てましょう。
水分補給と食事
二次感染と同様に大切な注意点は、「脱水症状」です。
症状が軽い場合でも気をつけなければなりません。
唇や肌が乾いていないか?おしっこはちゃんと出ているか?よくチェックしておきましょう。
食事は脂っこいものは控えて、消化の良いものを様子を見ながら与えましょう。
症状が軽い場合は、動き回ったり元気に遊んでいたりすることもあると思いますが、機嫌よく過ごせているならあまり心配しなくても大丈夫だと思います。
しかし症状が悪化したり他の人に感染する可能性もありますので、病院以外の外出はできるだけ控えたほうが良いでしょう。
症状が軽ければ登園・登校させても大丈夫?
親として気になるのは「登園・登校させても大丈夫なの?」ということですよね。
調べてみると、胃腸炎の症状が出ていない場合や医師に確認し許可をもらっている場合は、登園・登校させても大丈夫、ということです!
インフルエンザのように出席停止期間はないんですね。
しかしながら、幼い子供がかかりやすいロタウィルスは非常に感染力が強いので、二次感染の予防に特に気をつけなければなりません。
ですから、出席できるかどうか学校や幼稚園、保育園によく相談したほうが良いでしょう。
まとめ
子供が胃腸炎になると、心配ですし、働く親御さんは仕事も休まなければなりませんし、負担が大きいですよね。
下痢なし・嘔吐なし・熱なしの軽い胃腸炎の場合も、本当に胃腸炎なのか分からないし、病院に行くべきかも悩みます。
胃腸炎といっても、軽い症状で済む場合、自覚症状もない場合もあるということを覚えておいて下さい。
胃腸炎は季節問わず1年中発症しますので、普段から感染の予防にも心がけたいですね。
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