胃腸炎の症状のまとめ!下痢や嘔吐、吐き気、発熱、腹痛の対処法は?
突然の下痢や嘔吐、吐き気、発熱、腹痛など、胃腸炎による辛い症状に苦しめられた経験がある方も多いのではないでしょうか?
こういった辛い症状、どうにか少しでも和らげたいですよね。
そこで今回は、一般的な胃腸炎の症状やその対処法などについて、詳しくお話ししていきたいと思います。
一般的な胃腸炎の症状は?
胃腸炎はおもに細菌(サルモネラ、大腸菌、腸炎ビブリオなど)や、ウィルス(ロタウィルス、ノロウィルス、アデノウィルスなど)による「感染性胃腸炎」が大半を占めています。
ほかには、ストレスが原因でおこる「ストレス性胃腸炎」、慢性的な下痢や便秘が続く「過敏性腸症候群」など、さまざまな種類に分けられています。
症状はいずれも似たようなもので、下痢、嘔吐、吐き気、腹痛、頭痛、発熱が主になりやすいですね。
原因である細菌・ウィルス・毒素などによって症状には個人差がありますが、倦怠感、食欲不振、消化不良、ひどくなると、脱水症状や血圧低下、意識障害などが起こる場合もあります。
胃腸炎の下痢や嘔吐、吐き気、発熱、腹痛、頭痛に特徴はあるの?
では、胃腸炎の症状とは具体的にどのようなものなのでしょうか?
それぞれ以下に詳しくまとめてみました。
下痢
腸のぜん動運動が異常になり、強い腹痛とともに慢性的な下痢を引き起こします。
特徴は、ほぼ水に近い水様便。時には血便になることも。
水を飲んだり、食事をしたりした直後に突然お腹が痛くなりトイレに駆け込むという辛い状態ですね。
小児がかかりやすいロタウィルスの場合は、白っぽい(薄茶色のような色)の便が特徴的です。
嘔吐・吐き気
胃腸炎になると、まず嘔吐や吐き気が最初に起こることが多いです。
下痢と同じように水分や食事をとった直後から何度も繰り返してしまうのが特徴になります。
めまいや頭痛、発熱など、ほかの症状を伴う場合が多いですね。
下痢や吐き気、嘔吐は通常1~2日で回復します。
発熱
感染性胃腸炎の場合、発熱が起きることもあります。
あるいは、下痢や嘔吐によって脱水症状になると発熱することもありますね。
普通は、1~2日程で自然に下がってきます。
腹痛
細菌性の胃腸炎の場合は、腹痛が強いことが多いです。
それは、脳が排便を促す指令を送っているために腹痛が起こると言われています。
ウィルス性の場合は、腸自体が弱っているために脳が指令を送らなくても自然に排便してしまっている、ということで痛みが少ないようですよ。
通常は2~3日、長くて1週間ほどで回復します。
頭痛
原因が感染性のものだと風邪と同じような症状がおきるため、人によっては頭痛があらわれることがあります。
また、下痢や嘔吐による脱水症状が原因でおこることもあります。
通常は下痢や嘔吐が治まると、頭痛も一緒に治まることが多いです。
胃腸炎の症状に対する対処法は?
では、これらの症状に対してどのように対処したらいいのでしょう?
胃腸炎は繰り返す下痢や嘔吐で胃腸が炎症を起こしている状態なので、症状が治まるまでは食事は控えることが大切です!
徐々に回復してきてお腹がすいてくると、自分の好きなものを食べたくなるものですが、脂っこいものやお菓子などは控え、おかゆやうどんなど胃にやさしいものから慣らしていきましょう。
脱水症状にならないために、水分はこまめに少量ずつとりましょう。
薬を使用する場合は、できるだけ病院を受診して薬を処方してもらったほうがいいですね。
整腸剤や消化剤、症状によっては抗うつ剤など、症状にあわせた薬を処方してもらえます。
原因物質をできるだけ早く体の外に出すために、下痢止めや吐き気止めの薬は、飲まないほうが良いでしょう。
頭痛があるときは市販の鎮痛剤を飲むこともできますが、胃の調子が悪いときは胃を荒らしてしまうことがあるので注意しましょう。
発熱は、体が免疫力を向上するために戦っている証拠なので、無理に熱を下げる必要はありません。
ストレスが原因の場合は、胃腸の不調が回復するまではじっくり体と心を休めることが大切です!
慢性化しないためにもストレスをできるだけ早く取り除くようにしたいですね。
まとめ
胃腸炎の症状をやわらげるには、無理に食べないで安静にすることが一番大切だったのですね。
胃腸炎は季節問わずにいつでも起こる病気なので、気を付けなければなりません。
胃腸炎を予防するポイントは、
- 手洗い・うがいを徹底する
- 食べ物を扱うときは、菌をつけない・繁殖させない
- 暴飲暴食を避ける
- ストレスを溜め込まない
これらのことを毎日の生活の中で注意していく必要がありますね。
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