インフルエンザの筋肉痛はなぜ?原因は?いつまで続くの?

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毎年流行しているインフルエンザは、風邪の病原体とは違うインフルエンザウイルスというウイルスの感染によっておこります。

どれだけ気をつけて予防をしていても一度ウイルスに感染してしまうと1~5日ほどの潜伏期間を経て、発熱などさまざまな症状に苦しめられますね。

症状の中には全身への強い症状もあり、筋肉痛や関節痛などはとてもつらい症状のひとつです。

今回はそんなインフルエンザで起こる筋肉痛について、原因や対処法などを調べてみました。


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そもそも筋肉痛の原因は?

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通常私たちの知っている筋肉痛といえば、運動に伴って起こる筋肉の痛みですね。

運動が終わった後に遅れてやってくる痛みを『遅発性筋痛』といい、これが私たちの間で筋肉痛と呼ばれているものです。

慣れない運動をしたり、普段使わない筋肉を使うと筋肉痛になります。

 

筋肉痛の原因は、実は今の医学ではまだはっきりと解明されていないのだそうです。

以前は運動の際に発生する疲労物質の乳酸が原因だと言う説がありました。

ところが現在はその乳酸が筋肉痛の原因ではなく、むしろ筋肉の疲労を防ぐ効果があることがわかり見直されています。

現在では、運動で傷ついてしまった筋繊維を修復するために炎症が起き、生成された刺激物質が筋肉の膜を刺激する事によって痛みを起こしているのではないかと考えられています。


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なぜインフルエンザで筋肉痛が起こるの?

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では何故運動していないのにインフルエンザで筋肉痛が起こるのでしょうか?

まずインフルエンザで起こる筋肉痛は、運動のしすぎで起こる筋肉痛とはまるで別物です。

 

そして実は、インフルエンザのウイルスによって筋肉痛が起こるわけでもないんです。

インフルエンザウイルスが体内に侵入すると、それを脳に伝えるために白血球からサイトカインという物質が分泌されます。

このサイトカインと共に生成されるプロスタグランジンという物質が、痛みを発生させるのです。

つまり、通常の筋肉痛と違って、インフルエンザでは免疫の副作用として筋肉の痛みが出るというわけですね。

ちなみに、この痛みを発生させるプロスタグランジンは、インフルエンザのウイルスを撃退するために血液がめぐりやすくなるよう血管を広げたり、熱に弱いウイルスを倒すために身体を発熱させる等、大事な役割を果たしてくれているのです。

 

 

他の風邪などで筋肉痛が起こらない理由は?

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私たちが通常風邪と呼んでいる病気の正式名称は風邪症候群といい、主に上気道(空気の通り道)の急性炎症です。

一般的な風邪は1年を通してみられ、その症状の多くは緩やかで発熱も軽度ですね。

くしゃみ、のどの痛み、鼻水、鼻づまりが主な症状です。

一方インフルエンザは季節性があり、毎年11月から3月にかけて急激に流行します。

風邪に比べて症状も激しく、38~39度の高熱、悪寒、頭痛、倦怠感、筋肉痛、関節痛を伴います。

 

では、なぜインフルエンザだけに筋肉痛が激しく出るのかと言うと、それは「熱がひどいから」ですね。

先ほどもお伝えしたとおり、筋肉痛の原因となる痛みを出す物質であるプロスタグランジンは、熱がひどい時ほどより多く分泌されます。

インフルエンザは風邪に比べて熱がひどい傾向にあるので、結果として筋肉痛も出現しやすいというわけです。

もちろん風邪でも高熱を伴えばプロスタグランジンが生成され、筋肉痛など痛みの症状が出ることはあります。

しかし、高熱を伴わない場合はインフルエンザの症状とは異なり、軽度なのが一般的ですね。

 

 

ひどい筋肉痛はいつまで続く?

筋肉痛はこれまでにお伝えしたとおり、発熱と高い相関性を持っています。

そのため、通常は熱が下がってくれば自然と筋肉痛も和らいでいくと考えて良いでしょう。

健康な方であれば大体3~7日で症状は治まりますので、その間辛いとは思いますが安静にするように勤めてください。

 

 

筋肉痛がひどい時の対処法は?

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インフルエンザ自体は、医師に診てもらった上で安静にしていれば自然と治る病気です。

ただ、熱が治まるにつれて筋肉痛も引いていくとはいえ、その間に続く筋肉痛は辛いものですよね。

 

では、インフルエンザのひどい筋肉痛を抑える方法はあるのでしょうか?

インフルエンザの筋肉痛は、先ほどもお伝えしたとおり、基本的にはプロスタグランジンという痛み物質が分泌されることが原因となっています。

痛み物質が多いところが熱を持って炎症を起こし、痛みが発生するという流れですね。

簡単に言えば、インフルエンザの菌と戦っている部分で炎症を起こしており、それが筋肉痛のように出ていると考えて頂ければ良いと思います。

 

そして実は、この手の痛みに対しては非常に効果的な対処法があります。

それが『身体を冷やすこと』ですね。

炎症に冷やすのが効果的というのは、あなたも一度は聞いたことがあるかと思います。

大まかな理屈としては、炎症を起こしている部位の血管を縮めることで熱を下げてしまおうということですね。

結果として炎症が治まるので、筋肉痛も治まります。

 

冷やす方法としては、氷枕などを使うのが一般的ですね。

ドラッグストアや大手の100均などでも販売されていますので、持っていない場合は買ってきてもらうと良いでしょう。

ただ、あまり冷やしすぎてプロスタグランジンの作用を抑制してしまうと、熱を抑えすぎてしまって免疫力が下がり、結果的に治るのに時間がかかってしまいますので程ほどにしておきましょう。

 

また、解熱鎮痛剤にもプロスタグランジンの分泌を抑える効果があるものもありますので、医師に処方してもらいましょう。

ただし、解熱鎮痛剤の使い方を誤るとインフルエンザ脳症やライ症候群といった合併症を引き起こす場合があるので、必ず医師に処方してもらうようにしましょう。

 

 

まとめ

いかがでしたか?インフルエンザで起こる筋肉痛の原因や対処法について、いろいろご理解いただけたのではないでしょうか?

とはいえ、基本的には医師の診断を受け、指示を仰ぐようにしましょう。

特に子供や高齢者のインフルエンザの場合は、重症化する恐れもありますので必ず病院にかかってくださいね。

1日でも早く良くなるように、適切な処置をして頂ければと思います。

 

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