ロタウイルスワクチンの予防接種の費用や値段は?いつまでに受けるの?
乳幼児の胃腸炎の原因ウイルスとしてよく耳にするのがロタウイルスですね。
感染力が強く、初めて感染した時は症状が重くなることが多いと言われています。
ロタウイルスには特効薬もないため、そこで重症化を避けるために重要になるのが予防接種ですよね。
ただ気になるのは、ロタウイルスワクチンのお値段やかかる費用ではないでしょうか?
今回は、そんなロタウイルスワクチンの値段や接種にかかる費用、いつまでに接種するのかなど、ロタウイルスの予防接種についてわかりやすくご紹介していきましょう。
ロタウイルスの予防接種はいつまでに受ければ良いの?
実はロタウイルスワクチンは、接種できる期間が非常に短い予防接種です。
ロタウイルスワクチンは2種類あり、それぞれロタリックス・ロタテックスというワクチンです。
この2種類はそれぞれ接種の時期や回数が違いますので、具体的にご紹介しましょう。
ロタリックスは、生後6週~20週までに1回目の接種を済ませなければいけません。
また、生後10週~24週までに2回目の接種を済ませる必要があります。
一方で、ロタッテックスは3回の接種が必要になります。
1回目は生後6週~24週までに、2回目は生後10週~28週までに、3回目は14週~32週までにそれぞれ済ませなければなりません。
なお、それぞれのワクチンに決められたこの期間ですが、必ず守らなければいけないことになっています。
1日過ぎただけでも、接種を行うことが出来なくなってしまうと考えておいてください。
これには理由があり、この期間外でロタウイルスワクチンを接種すると、重大な副作用が出やすくなってしまうからです。
また、ロタウイルスワクチン自体の接種できる期間が短いだけでなく、同じ期間内で接種しなければならない予防接種は他にもたくさんあります。
一度にはワクチン接種を行えない場合もありますので、なるべく早くかかりつけの医師に相談して、予防接種の計画をしっかり立てましょう。
ロタウイルスのワクチン予防接種の値段は?
気になるロタウイルスワクチンのそれぞれの値段をご紹介しましょう。
2回接種するロタリックスでは1回12000~13000円、3回接種するロタテックでは1回8000~10000円がおおよその値段になります。
任意の予防接種ですので、基本的には自費診療となり、全額負担することになりますね。
少し高いと思われるでしょうが、地域によっては一部補助が出る場合もあるようです。
接種を希望されるときはぜひ、お住いの自治体に問い合わせてみてくださいね。
その他にかかる費用などはある?
前に紹介したおおよそのワクチン接種にかかる金額になりますが、そのほかにも費用が掛かるのでしょうか?
一般的にはこれ以外に費用が掛かることはないかと思われます。
しかし乳幼児期の予防接種はスケジュール通りに進まないことはよくある話ですよね。
例えばこのロタウイルスワクチンも、当日下痢の症状がある場合は接種することができません。
また当日の問診により医師の判断で接種ができないこともありますので、その際はスケジュールを立て直さなければなりません。
こういった形で再受診になった場合には、再診料などの費用が必要になることもあります。
地方自治体の補助金や医療機関によって再受診の費用など違いますので、気になることがあれば問い合わせてみるとよいでしょう。
まとめ
胃腸炎の原因ウイルスとしてよく知られているロタウイルスですが、感染力が強いので手洗いうがいだけではどうしても予防しきれません。
ですので先ほどもお伝えしたとおり、やはり予防接種は重要と考えておいて良いでしょう。
ただ、ロタウイルスワクチンは任意の予防接種ですから、高いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
また、たくさん予防接種がある中で、任意接種のワクチンを増やすのは気が重いかもしれません。
しかしこのロタウイルスワクチンは、ワクチンの種類によっては同時接種することができ、通院の手間も少なくできます。
念のためでも受けておいて損になることはありませんので、ぜひロタウイルスワクチンの接種を考えてみてくださいね。
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