インフルエンザの初期症状!幼児や子供の症状の特徴は?
風邪の季節と同じころに流行し始めるインフルエンザですが、幼児や子供が感染してしまうと重症化しやすく、後遺症が残ってしまったり、亡くなってしまったりする例も報告されています。
ですが、子供がインフルエンザに感染してしまっても、その初期症状の特徴を知っておけば、すぐに対処することができますよね。
そこで今回は、幼児や子供のインフルエンザの初期症状とその対処法をご紹介していきます。
子供のインフルエンザの初期症状は?
まず風邪とインフルエンザとの違いは、「急激に症状が出てくるかどうか」「全身症状かどうか」の2点です。
インフルエンザで特徴的なのは、突然の高熱です。
何の前触れもなく、突然高熱がでます。
しかし、お子さんをお持ちの方なら経験があるかと思いますが、子供の病気はいつも突然ですよね。
当然ですが、突然熱が出る子供の病気はインフルエンザの他にもあります。
ただしインフルエンザは、流行性であるので比較的判断がつきやすいですね。
お子さんが幼稚園や保育園などの集団生活をされている場合、インフルエンザが流行っているという情報は必ず知っておきましょう。
インフルエンザの潜伏期間は1から3日です。
症状がでる1~3日前の行動から予測することができます。
一般的に言われている初期症状としては、悪寒や倦怠感などもありますが、こちらは小さな子供にとって表現しにくい症状であるといえます。
経験や言葉が少ないので、体調が悪いということを認識できずに母親に伝えることができません。
機嫌が悪い、食欲がない、寝ない(逆に寝すぎる)、ゴロゴロして過ごす、変にテンションが高い(熱が上がっていく際に体が熱くなることでハイテンションになる)、いつもできることができないなど、何かしらいつもと違うなといった様子から判断していくことになります。
また、流行しているインフルエンザウイルスの型では、消化器の症状が出ることもあります。
腹痛や下痢などにも注意しましょう。
インフルエンザかも!でもおちついて!
もしお子さんがインフルエンザかもしれないと思ったら、慌てないでください。
すぐに受診!と慌てて真夜中に病院に駆け込んでもインフルエンザであると判定できないことがあります。
これはインフルエンザウイルスが検査で判定できる量まで増えていないことがあるからです。
だいたい症状が出て24時間たたないと検査で正しい結果が出ないといわれています。
インフルエンザの検査は、鼻から長い綿棒のようなものを差し込んで粘膜をこすり取るものですが、大人でも涙が出るほどつらい検査です。
体調が悪い時に辛い検査を何度も受けさせることは、子供にとっても親にとってもいいことではありません。
インフルエンザ薬は発症から48時間以内に服用すれば、高い効果が期待できます。
突然インフルエンザかもしれない高熱が出たからといって、大慌てで真夜中に病院に駆けこむ必要はないということです。
ただ、低月例の乳児や持病がある場合は別です。その場合はすぐに病院に行くようにしましょう。
そして、無理に熱を下げようとしないでください。
インフルエンザで高熱が出るのは、体内のウイルスと戦うために熱を必要としているからです。
無理に熱を下げると、体の免疫機能が十分に力を発揮できなくなります。
また、市販の解熱剤を使うことは絶対にやめてください。
重篤な副作用を引き起こす可能性があるからです。
使用する場合でも、医師に処方された解熱剤を使用してください。
薬で熱を下げなくても、首やわきの下など大きな血管がある場所を冷やすと楽になります。
あとは、頭も冷やすといいですね。
決して全身を冷やそうとはしないでくださいね。
たくさんの汗をかきますので、水分補給を忘れずにしてあげてください。
そして大事なことは、お子さんの様子をよく観察し、メモしておくことです。
熱が出た時間や体温、睡眠時間や食べたもの、嘔吐や下痢などあった場合は回数などメモしておくと受診したとき診断に大いに役立つものとなります。
最後に看病する人もマスクをつけましょう。
感染力が強いウイルスです。
看病していたお母さんが感染してしまった、家族全員がインフルエンザになってしまったという話も聞きます。
ほかの家族にうつしてしまうことのないよう、看病する人は室内でもマスクをしましょう。
手洗いうがいも併せて行っておくとよいです。
まとめ
小さな子供の病気は、看病している母親にとっても辛いものです。
インフルエンザは予防が肝心な流行性の感染症ですので、日ごろから予防をしっかり行うようにしましょう。
もし感染してしまっても初期症状を知っておけば、的確な対処ができますよ。
おすすめ記事