幼児のノロウイルスの症状は?子供の熱や下痢には要注意!
子供に熱や下痢の症状はでていませんか?
もしかすると、ノロウイルスに感染しているのかもしれません。
そこで今回は、幼児がノロウイルスに感染したらどのような症状がでるのかについてお話したいと思います。
幼児のいるご家庭の親御さんは、ぜひご覧になってくださいね。
幼児がノロウイルスに感染した場合の症状は?
冬に大流行するノロウイルス。
大人でも辛いものですから、幼児がかかってしまったらどうなるのでしょうか?
幼児のノロウイルスの症状は、微熱から始まります。
そして、その後に嘔吐や下痢、腹痛の症状があらわれるという流れですね。
大抵の場合、下痢や嘔吐は激しいことが多く、腹痛は刺すようなチクチクした痛みと言われています。
幼児は自分の体調が急に悪くなることにビックリして泣いてしまうかもしれません。
そして、体力が低下して、食欲がなくなってしまうことが多いです。
また、吐き気がひどい場合が多く、1時間に何度も吐いてしまうでしょう。
そのうち吐けるものがないために、暗緑色や黄褐色の胆汁が胃液に混ざる場合があります。
通常は2~3日で症状はおさまりますが、幼児の場合長引いてしまうこともあります。
熱はどのような推移をたどるの?
微熱から始まった発熱は、その後少しずつ上昇し、37~38度にまであがります。
熱はどんなに高くなっても38度を超えることはあまりありません。
よく幼児は発熱よりも嘔吐や下痢の症状の方が重くなると言われますが、実際にうちの子供も熱は36.2度で、嘔吐と下痢の症状がひどかったです。
おなかも痛かったようで、ずっとおなかに手を当てて泣いていました。
それでも免疫力の弱い幼児ですから、まれに39度の高熱になることもあります。
解熱剤などを与えたいところですが、無理に熱を下げてしまうと良くありません。
なぜなら、熱が高いということは免疫力を高め、ウイルスと戦っている証拠だからです。
発熱をしている時は、市販の冷却シートで頭を冷やしてあげれば頭痛も和らぎますし、動いてもずれにくいので良いでしょう。
ノロウイルスの小さい子供を看病する際のポイントは?
ノロウイルスには有効な治療薬がありません。
つまり、根本的な治療ではなく苦痛を和らげる対処療法となりますが、下痢や嘔吐は薬で止めてはいけません。
下痢や嘔吐の症状は薬で止めてしまうと、ウイルスが体の外に排出されずに、症状が悪化してしまうことがあるからです。
ですので、脱水症状に気を付け、こまめな水分補給を行なってあげましょう。
飲み物はスポーツドリンクか経口補水液がいいですね。
飲ませる際は、スプーンで少量ずつ与えるようにしましょう。
食べ物は、おかゆやりんごをすりおろしたものなどがおすすめです。
また、どうしても辛そうであれば、吐き気止めを処方してもらうと良いですね。
ただし、口から飲む薬を飲んだとしても、その薬を吐いてしまう場合が多いですので、飲み薬ではなく、座薬をいれてあげるほうが良いかと思います。
また、幼児の下痢の処理には気を付けましょう。
体から排出されたノロウイルスがたくさん含まれており、感染の原因になってしまうためです。
これは大人でも例外ではありませんので、注意しておきたいですね。
下痢の処理の際は、予防にマスクやゴム手袋をしてオムツ交換をしてあげましょう。
おしりもきれいに蒸したタオルなどで拭いてあげ、清潔に保ってあげるといいですね。
衣服につかないように注意し、すぐにゴミ袋などに入れ、密封して処分するようにすると良いでしょう。
まとめ
幼児がノロウイルスを発症した場合は重症になりやすい傾向にあります。
したがって、子供の様子から症状や対処法を自己判断してしまわずに、必ず医師に相談してくださいね。
そして、家では水分をこまめに与えてあげるように気を付けましょう。
うまく自分の症状を説明できない幼児ですので、注意して様子を見てあげるようにしましょうね。
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