ノロウイルスの症状!大人の発熱に解熱剤は対策として使っても良いの?
ノロウイルスに感染した時の大人の症状として発熱があります。
熱が高い時、解熱剤は使ってもいいのでしょうか?
今回は、大人のノロウイルスの発熱の症状や解熱剤についてまとめてみました。
ノロウイルスの発熱の症状ってどんな感じ?
主に38℃以下の微熱がでますが、まれに高熱になる場合もあります。
初期の症状としてまず熱がでるため、風邪をひいたのだと勘違いしやすい傾向にありますね。
そして、その次にあらわれるのが下痢や嘔吐の症状です。
この下痢と嘔吐については、急激に悪化して脱水症状になる場合も多いので、気を付けましょう。
人によっては微熱だけの場合や嘔吐だけの場合など、症状が軽いこともあります。
ちなみに、よく似た症状にロタウイルスという感染症があります。
こちらは冬から春にかけて流行するウイルス性胃腸炎ですね。
ノロウイルスは吐き気が強くでますが、ロタウイルスは下痢が強くでることが特徴であると言われています。
また、ノロウイルスは2~3日で症状が改善するのに対し、ロタウイルスは1~2週間と長引く点も違います。
ノロウイルスの発熱に解熱剤は使ってもいいの?
ノロウイルスで発熱した場合、解熱剤は高熱で体力の消耗が激しい場合にのみ使用した方が良いかと思います。
発熱をしている状態というのは、体が自分自身をウイルスから守ろうと一生懸命に熱を発している状態なので、むやみに解熱剤を服用することは避けましょう。
逆に症状を悪化させ、発熱を長引かせてしまう場合もありますよ。
解熱剤を飲むタイミングに関しては医師と相談するのが望ましいですが、一般的には38.5℃を越えた場合に飲むように言われることが多いですね。
また、薬を服用しなくても熱を下げることができます。
おでこや頭、そしてわきの下などのリンパの部分に冷えピタや冷たいタオルをあてるだけでも解熱効果は期待できますよ。
薄手の衣服を着て、布団も熱が逃げやすいよう薄めのものを使いましょう。
水分補給もしっかりと行ない、脱水症状にならないように気を付けましょうね。
ただし、これは熱が上がりきってからの話になります。
寒気がする場合はさらに熱が上がることが予想されますので、その段階ではまだ体を温めておくことが大切ですね。
状況に応じて対策を変えていきましょう。
よく使われる解熱剤とその理由は?
先ほどもお話しましたが、解熱剤は安易に服用すべきではありません。
また、先生もそのような方針で診察を行なう場合が多いかと思います。
ですが、高熱で体力の消耗が激しければ解熱剤を服用する必要がありますよね。
大人が病院で処方される解熱剤としては、ロキソニンが一般的でしょう。
カロナールという解熱剤もありますが、ロキソニンの方が解熱効果は高いため、高熱が出る場合などにはよく使われているようです。
解熱剤を利用する際は、医師や薬剤師に伝えられた通りに用法や用量をきちんと守って服用するようにしましょう。
市販薬の解熱剤は使っても大丈夫?
ノロウイルスを発症すると症状がひどいので、つい家にある解熱剤で済ませようと考えてしまいがちです。
しかし、ノロウイルスは重症になると入院が必要にもなる病気です。
素人判断で解熱剤を服用してしまうことはとても危険と考えて良いでしょう。
ですので、ノロウイルスの場合は必ず病院を受診して、処方された薬を飲むようにしましょう。
実は私自身も、解熱剤で大変な目にあってしまった経験があります。
熱が出たので解熱剤を飲めば楽になるだろうと軽く考え服用したのですが、服用した途端に熱が上がり、なんと39℃近くにまで発熱してしまったのです。
その後も治りが悪く、何も知らないのに自分の判断で解熱剤を服用したことを後悔しました。
もちろん個人差がありますので必ずこうなるというわけではありませんが、こういったこともありますので必ず医師の指示は仰いだ方が良いかと思います。
みなさんは私と同じ経験をされないよう、注意してくださいね。
まとめ
熱があるからといって解熱剤をすぐに服用するのは良くありません。
体内の熱を下げることで、ウイルスの働きを増長してしまうことがあるからです。
また、高熱によりやむを得ず解熱剤を服用する場合も、医師の診断を受け、自己判断での服用は避けるようにしましょうね。
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