ノロウイルスの症状が吐き気だけ!発熱しない、下痢もないことってある?
ノロウイルスといえば、下痢や嘔吐の症状を伴う感染症です。
ところが、発症しても吐き気だけという場合があるのです。
発熱しない、下痢もないというノロウイルスは本当にありえるのでしょうか?
今回は、ノロウイルスの症状についてお話していきたいと思います。
ノロウイルスの症状で発熱しないことはあるの?
ノロウイルスは発熱を伴うもの、そう思う方も多いのではないでしょうか?
ところが、実際にはノロウイルスに感染した人すべてが発熱するわけではありません。
体力のある免疫力の高い人などは、発熱をしない場合が多いんですよね。
中にはノロウイルスに感染したことすら気づかない人もいるのです。
症状が吐き気だけの場合、下痢や腹痛などのその他の症状でノロウイルスに感染したと判断します。
一般的に、大人は下痢の症状が、子供は嘔吐の症状が強くあらわれると言われています。
ノロウイルスなのに吐き気だけで下痢も出ないことはある?
先ほどもお話した通り、ノロウイルスに感染しても、人それぞれ症状のあらわれ方が違います。
ですので、大人は下痢の症状がでやすいとは言われていても、実際は下痢の症状はないということもありますよ。
ただ、この場合、吐き気だけしか症状がないので、ついノロウイルスではなくただの一時的な体調不良だと勘違いしてしまうことがあるので注意が必要です。
ノロウイルスの場合は吐き気が長引いたり、嘔吐を繰り返したりする傾向があるので、このような症状がある場合は疑って考えた方がいいでしょう。
ノロウイルス以外の可能性はあるの?
症状が吐き気だけの場合は、さまざまな原因が考えられますね。
例えばストレスや胃潰瘍、虫垂炎、メニエール病、脳出血やくも膜下出血などがあげられます。
また、暴飲暴食や乗り物酔いやつわりでも吐き気の症状は起こりますよ。
見分けるポイントとしては、まずノロウイルスで通常出てこないような症状がないかをチェックしてみてください。
通常はないような症状があるのであれば、他の病気などである可能性も考えられます。
あとは、今の自分の状況や、直前~数日前に原因らしいものがないかもチェックしておきましょう。
ストレスや暴飲暴食、つわりなどはこういった状況を見てある程度は可能性を判断できるかと思います。
ちなみに、牡蠣を生食した翌日に吐き気の症状があらわれた場合はノロウイルスである可能性がとても高いです。
ノロウイルスの場合は、直前に食べたものが原因となることはあまりありません。
熱がなく吐き気のみの場合は普通に生活してもいい?
熱がなく吐き気のみの場合でもノロウイルスに感染していることは確かです。
吐き気があるということは、体内にウイルスがいるという証拠だからです。
この場合、普段通りに生活してしまうと周囲の人にノロウイルスを感染させてしまうことになってしまいます。
外出を控え、自宅で安静に過ごすようにしましょう。
横になって静かにしていれば吐き気も自然とおさまってきますよ。
動き回ってしまうと悪化してしまうので、気を付けましょうね。
また、食事にも気を配る必要があります。
胃腸に負担のかかる唐辛子などの刺激の強いものや食物繊維が豊富な食品は避け、消化のいいおかゆやうどん、野菜スープなどがいいでしょう。
なお、吐き気が強い場合は無理に食事をとる必要はありませんよ。
無理をせず、食べられる範囲で様子を見ながら少しずつ摂取しましょう。
むやみに体に負担のかかる食事をすると、吐き気の症状を悪化させてしまいますので、体調が整うまで避けるようにしましょう。
私の場合も吐き気のみの症状でしたが、症状がおさまるまで会社を休み、二次感染の予防につとめました。
職場には迷惑をかけてしまいましたが、感染が拡大してしまうことを考えると無理に出社することはできませんよね。
ノロウイルスは感染力が非常に強いので、感染者は感染予防に努めるべきだと思います。
まとめ
発熱や下痢の症状がなく、吐き気だけのノロウイルスの症状についてお話しましたが、いかがでしたか?
ノロウイルスの症状のあらわれ方は人によって違います。
たとえ吐き気だけであっても、ノロウイルスに感染していることには変わりがありませんので、外出を控え、安静に過ごすようにしましょうね。
少しでも早く吐き気の症状が治まるといいですね。
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