ノロウイルスの症状が長引く!嘔吐や下痢が続く場合の対処法は?
ノロウイルスにかかると下痢や嘔吐の症状がでますよね。
通常は徐々に落ち着いていく症状ですが、下痢や嘔吐の症状がいつまで経っても治らないという人も、中にはいらっしゃるのではないかと思います。
では、これら症状が長引く場合はどうしたらいいのでしょうか?
今回は、そんなノロウイルスの長引く症状の対処法をご紹介したいと思います。
ノロウイルスの下痢や嘔吐の症状が長引くことはある?
ノロウイルスは、よく火の通っていない牡蠣やあさりなどを食べることで発症する食中毒です。
その年によって流行の程度は変わりますが、特に11月から3月に多く発生していますね。
ノロウイルスの感染力はとても強く、ほんの少しのウイルスが体内に入るだけでも感染してしまいます。
通常は下痢や嘔吐、発熱の症状が2~3日続きますが、後遺症などはありません。
ところが、小さなこどもや高齢者は体力が低下しているため、こういった症状が長引いてしまうことがあります。
また、症状が長引いてしまう原因として、他のウイルス性胃腸炎や合併症に感染していることも考えられますね。
つまり、下痢や嘔吐が長引く場合は、何かしら体にとってマイナスの状態であるという風に理解をしておきましょう。
下痢や嘔吐が長引く場合の対処法は?
下痢や嘔吐などの症状が長引く場合は辛いですよね。
しかし、ノロウイルスには効果的な抗ウイルス剤がありません。
そのため、特効薬などがなく、対症療法での治療しかないのが現状ですね。
対症療法とは痛みなどを取り除く治療のことをいい、症状の原因となっているものを取り除いたり治したりする根本治療とは異なります。
つまり、下痢を止める薬は処方されますが、下痢の症状の原因を治すことは行なわない治療方法となります。
そこで重要なのが、水分補給です。
お水でもいいのですが、スポーツ飲料水が体内に吸収されやすいのでおすすめです。
これを少しずつでもいいので、こまめに摂るようにしましょう。
下痢の症状は思っている以上に体内から水分を奪います。
また、食事も普段の食事よりも胃腸に優しい、消化のいいものを食べるようにしましょう。
胃腸に刺激の強い、香辛料がはいった料理や食物繊維が豊富な食品は避けましょう。
おかゆや野菜スープ、リンゴのすりおろし、白身魚に鶏のささみなどがおすすめです。
ゆっくりと無理をせず、食べましょう。
そうして体力をつけつつ、安静にしておくことで、ウイルスと戦うための体力を残しておくのが大切ですね。
そして、二次感染の予防も徹底しなければいけません。
嘔吐や下痢が乾燥すると空気中に舞ってしまい感染しますので、注意しましょう。
消毒は通常の消毒液では効果がなく、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒が効果的ですね。
便座やドアノブなど、触れたところを消毒液で拭きとり、除菌します。
便座を消毒する際は、下痢が飛び散っていることも考慮して、トイレ全体を消毒しておくのが効果的ですよ。
嘔吐をしてしまった場合も、嘔吐をしたところとその周辺をしっかりと消毒し、洗濯するものがあればそちらは手洗いにしておくのがおすすめです。
手洗いについても、指の間や爪まで念入りに行ないましょうね。
どのくらい長引いたら病院に行くべき?
先ほどもお話した通り、通常はノロウイルスの症状は2~3日で治まるものです。
それでも治まらない場合は、他のウイルス胃腸炎や合併症を発症した危険性があるため、病院を受診するようにしましょう。
下痢や嘔吐の症状が長く続くと、脱水症状があらわれていないかも心配です。
脱水症状は、ギリギリになるまで意外と気付かないものなので、まだ大丈夫と思わず病院を受診するようにしてくださいね。
また、症状が重いと感じる場合も、同様に受診をおすすめします。
ちなみに私の場合は症状が長引いたので病院に行きました。
結果、他のウイルス性胃腸炎などは発症していませんでしたが、ノロウイルスによる脱水症状がみられました。
そのため、症状の緩和のために点滴を打ってもらえ、症状はだいぶ軽くなり、病院を受診して良かったと思いましたよ。
ですので、私のように症状が長引いているなと感じたら、1度医師に相談することをおすすめします。
まとめ
ノロウイルスの症状が長引く場合の対処法についてお話しましたが、いかがでしたか?
ノロウイルスを根本的に治療する薬がないなんて、驚きですよね。
だからこそ、家で安静に過ごすことや、水分補給などが重要になってくるわけです。
また、症状が長引く場合は、二次感染の予防も引き続き徹底して行なうようにしましょう。
家族に感染させないよう、少し面倒ではありますが、症状がなくなってもしばらくは続けましょうね。
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