インフルエンザの熱がぶり返す!幼児と子供、大人の対処法まとめ!
インフルエンザの熱が下がったと思ったらぶり返す。
このような症状でお悩みではありませんか?
どうして熱がぶり返してしまうのか、その原因についてお話します。
また、幼児や子供、大人のそれぞれの対処法についてもご紹介したいと思います。
インフルエンザの熱がぶり返すことはある?その原因は?
実は、インフルエンザの熱がいったん下がったと思ってもまたぶり返してしまうということはあります。
この症状は二峰性(にほうせい)発熱といわれ、特にインフルエンザB型にこのような特徴がみられます。
なぜ熱がぶり返してしまうのかというと、体内のインフルエンザウイルスを退治しきれていない状態にあるからです。
人間の体は高熱を出すことで免疫力をあげ、インフルエンザウイルスを退治しようとします。
でも、高熱が出なかった場合や、栄養が十分に摂取できていなかった場合、体内にインフルエンザウイルスが生き残ってしまい。再び暴れだしてしまうのです。
ちなみに、高熱が出なかった場合の原因として考えられるのが薬の服用です。
十分に熱が上がりきる前にタミフルや解熱剤などの薬を服用してしまうとインフルエンザウイルスをすべて撃退できないまま熱が下がってしまい、結果として熱がぶり返してしまいます。
つまり、高熱をしっかりと出した方がインフルエンザウイルスを早く退治でき、完治も早いというわけです。
熱を出すということは、とても大切なことなんですね。
また、熱が出て体が弱っているところに別の病気、例えば風邪や、流行している違う型のインフルエンザに感染してしまうこともあります。
ワクチンを接種していても、型が違えば感染してしまうこともあるのです。
熱が下がってもしばらくは無理をせず、安静に過ごすようにしましょう。
幼児や子供の熱のぶり返しの対処法は?
さて、幼児や子供が熱をぶり返した場合はどうすればいいのでしょうか?
この二峰性発熱は1歳から4歳の子供に多いといわれています。
とにかく安静にすることが大切で、周囲の人は経過を注意深く見てあげましょう。
また、先ほど解熱剤などで熱を下げてしまうとインフルエンザウイルスを撃退できないというお話をしましたが、一部の解熱剤によって「インフルエンザ脳症」や「ライ症候群」を発症することがあるため、自己判断での服用は危険です。
症状がひどい場合は合併症を引き起こしている場合もありますので、病院を受診することをおすすめします。
なお、学校は熱が下がっても2日間は様子をみてから登校させるようにしましょう。
大人の熱がぶり返す場合の対処法は?
大人が熱をぶり返した場合にも同様に安静に過ごすことが大切で、解熱剤などの服用には注意が必要です。
大人は免疫力が高いため、熱がぶり返した際は高熱になりやすい傾向があります。
ヨーグルトやゼリーなどの口当たりのいい食べ物や、野菜スープや雑炊などの温かくて消化のいいものを食べ、スポーツ飲料などで水分補給をこまめに行ないましょう。
頭痛がひどい場合は頭や首の後ろを冷やすと楽になりますよ。
また、どうしてもつらい場合は合併症を引き起こしている可能性もありますから、病院を受診するようにしましょう。
まとめ
インフルエンザの熱がぶり返す原因と、その対処法についてお話しましたが、いかがでしょうか?
インフルエンザウイルスが体内で生き残っていることが原因とは驚きですね。
他にも、免疫力が弱まっていることが原因で、他の病気に感染している可能性もあります。
いずれにしろ、症状が長引くようであれば、病院で適切な治療を受けるようにしましょう。
お大事になさってくださいね。
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