ノロウイルスの症状は軽いことも?下痢だけの場合もある?
冬場に多くみられるノロウイルスですが、そんなノロウイルスの症状が軽い場合がありますよね。
でも、だからと言って下痢だけなんていうことはあるのでしょうか?
今回は、そんな軽い場合のノロウイルスの症状についてお話していきたいと思います。
ノロウイルスの症状が下痢のみということはあるの?
ノロウイルスは、牡蠣やあさり、しじみといった二枚貝が原因で発症する食中毒です。
ほんの少しウイルスが口に入った場合でも増殖するといわれています。
一般的にノロウイルスに感染すると、激しい下痢や嘔吐、そして発熱が伴いますが、症状が軽い場合は下痢のみという症状だけの場合もあります。
これは感染した人の免疫力の差であり、免疫力が高い大人ほど軽い症状になる傾向がありますね。
ただし、高齢者は免疫力が低いため、症状が長引きやすいといわれています。
自分は本当にノロウイルス?ノロウイルスの下痢の特徴は?
ノロウイルスに感染すると、水っぽい便がでるのが特徴です。
他にも、米のとぎ汁のような便、淡い黄色の便、白い便なども出る場合があります。
胆汁の働きがウイルス感染により弱まってしまうため、このような便がでるのです。
また、生臭い臭いがすることも特徴の1つです。
実際に私がノロウイルスにかかった時も、白く水っぽい便がでて、生臭い臭いがしていました。
軽い下痢の症状でしたが、便の色と臭いでノロウイルスだとすぐにわかりましたよ。
水っぽい便が続くと、体内の水分が奪われてしまいますので、しっかりと水分補給を行ないましょう。
なお、こういった下痢の症状は、2~3日ほど続きます。
症状が下痢だけの場合は何に気をつけておけば良い?
ノロウイルスで下痢の症状がある場合、手洗いや次亜塩素酸ナトリウムでの消毒を徹底するようにしましょう。
便からウイルスが発生して空気感染する危険性があるため、便の処理には気を遣い、トイレの便器や手すりなどは頻繁に消毒液で拭くようにします。
下痢の症状がでている時はもちろん、症状が治まってからでもウイルスは排出されていますので、症状が治まってもしばらくは続けて行ないましょう。
そして、身近な人に二次感染しないよう、予防につとめましょう。
下痢が治まればすぐに仕事や学校に行っても良い?
先ほども少しお話しましたが、下痢の症状が治まっても2~3週間はウイルスが排出され続けています。
そのため、仕事や学校は休むことが1番良いといえます。
インフルエンザのように学校保健安全法による出席停止期間は設けられていないので、仕事であっても学校であっても出席停止にはならないのが一般的ですが、二次感染を予防するためには欠席せざるを得ません。
けれど、数週間も欠勤や欠席をしているわけにはいかないという人もいると思います。
そういった方は、2次感染を極力避けるために、外出中はトイレの大きいほうには行かないように心がけましょう。
これが難しいほど下痢がひどいようであれば、外出は現実的ではありません。
仕事であれば電話で指示を出すなどの工夫をして、学校であれば事情を説明してお休みするようにしましょう。
また、本来であれば、ウイルスが排出されなくなってから仕事や学校に行くべきなのですが、これはあまり現実的ではありません。
症状がぶり返すことなく治まったのが確認できれば、仕事や学校に行っても良いでしょう。
下痢の症状がみられるうちはウイルスの排出量が多いため危険ですが、下痢の症状がおさまればウイルスの排出も便のみになるので、周囲への感染リスクも大幅に低くなります。
ただし、会社や学校などで独自の出勤または出席停止期間が設けられている場合は、そちらの規則に従うようにしましょう。
まとめ
ノロウイルスの症状や、ノロウイルスに感染した際の対処法などについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
ノロウイルスに感染すると特徴的な便が出るのでそれで判断できますし、病院を受診して診断してもらうと確実です。
また、下痢の症状が治まり、ぶり返すことがないと確認できてから会社や学校に行くようにしましょう。
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