新生児のインフルエンザの症状は?対処法や治療薬まとめ!
生後間もない赤ちゃんでも感染してしまうインフルエンザ。
大人でもつらいのですから、可哀想ですよね。
では、新生児がインフルエンザにかかったら、どのような症状があらわれるのでしょうか?
今回は、新生児がインフルエンザになった場合の対処法や治療薬についての疑問にお答えしていきたいと思います。
ぜひ参考になさってください。
新生児のインフルエンザの特徴的な症状は?
新生児がインフルエンザにかかった場合は、40℃以上の高熱が2~5日くらい続き、頭痛や筋肉痛、倦怠感などがあらわれます。
また、高熱が出ない場合や、下痢や嘔吐がひどい場合もありますね。
赤ちゃんの機嫌が悪く、いつもと泣き方が違う、ほっぺたが赤い、ぐったりしているなど、何かいつもと違うことがあるはずです。
赤ちゃんは泣くことしかできませんから、お母さんやお父さんが異変に気づいたらすぐに病院へ行くようにしてあげてください。
新生児のインフルエンザに合併症などはあるの?
まず、インフルエンザにかかっている時に一部の解熱剤を服用してしまうと、「インフルエンザ脳症」や「ライ症候群」といった合併症を患う恐れがあります。
インフルエンザ脳症とは、けいれんや意識障害、異常行動があらわれる合併症で、命に関わるものです。
ライ症候群は発熱や下痢、嘔吐にけいれん、意識障害と急に進行していく病気で、治っても後遺症が残ることがあります。
ですので、高熱がでてつらそうだからといって、自己判断で薬を飲ませることは絶対にやめましょう。
その他にも「熱性けいれん」「気管支炎・肺炎」「急性中耳炎」といった合併症を引き起こしてしまう可能性があります。
熱性けいれんとは、全身にけいれんが起こり、一時的に意識がなくなる症状のことをいいます。
気管支炎や肺炎は、新生児の場合は重症化しやすい傾向にあるため。注意が必要です。
急性中耳炎とは、中耳に膿がたまってひどく痛みを感じる病気です。
赤ちゃんに異変がある場合は、インフルエンザかどうかも含め、医師に相談することが大切ですね。
新生児がインフルエンザになった場合の対処法は?
新生児がインフルエンザにかかった時の対処法をご紹介しましょう。
部屋の湿度は50~60%に保つ
加湿器をつけたり、濡れたタオルを部屋に干すなどして、湿度を保ちましょう。
50~60%であれば、インフルエンザウイルスが生存できないと言われています。
水分をしっかり与える
高熱や下痢、嘔吐で奪われた水分をしっかり補ってあげることも大切です。
特に咳がひどい時にはたっぷりの水分を与えてあげましょう。
高熱の時は薄着を着せてあげる
熱が上がるまでは体を温めてあげることが大切ですが、熱が上がり切ったら薄着を着せてあげることが大切になります。
また、汗をかいた服は着せ替えてあげるなど、状況に合わせて着せるものはこまめに変えてあげるようにしましょう。
新生児のインフルエンザ治療薬はあるの?
通常インフルエンザに感染すると、子供はタミフルなどインフルエンザ薬が服用されます。
けれど、新生児の場合は、安全性や有効性が確立していないため、薬を処方されることはありません。
ただし、投与禁止ではないため、医師の判断があり、それに保護者が同意をすれば投与は可能です。
病院の方針によっても変わってきますので、確認をするようにしましょう。
他には解熱剤や鎮咳剤、二次感染を防ぐために抗生物質などを処方される場合があります。
まとめ
新生児のインフルエンザの症状と処方薬についてお話しましたが、いかがでしたか?
新生児も大人と同じ症状がでますが、赤ちゃんは言葉でつらさを伝えることができません。
いつもと違うな、と感じたらすぐに病院を受診しましょう。
赤ちゃんの様子に気づくことができるのは、いつもそばにいるお母さんとお父さんなのですから。
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