インフルエンザA型の潜伏期間中の症状は?うつることはあるの?
インフルエンザの中でも重症化しやすいといわれているインフルエンザA型ですが、潜伏期間中にうつることをご存知ですか?
はっきりとした状が出る前に、知らず知らずのうちにインフルエンザをうつしてしまいます。
では、潜伏期間中のインフルエンザを見分ける方法はあるのでしょうか?
今回は、そんなインフルエンザの潜伏期間中の症状や、潜伏期間中にできるインフルエンザ対策について、詳しくご紹介していきたいと思います。
インフルエンザA型は潜伏期間中でもうつるの?
実は発熱する1日ほど前から感染力があります。
インフルエンザウイルスに感染すると、2~3日間の潜伏期間の後に高熱などの症状が出ますが、この潜伏期間中にインフルエンザに感染した!と気が付くことは難しいです。
これは、潜伏期間中には自覚症状がほとんどないからですね。
そのため、症状が全くなかったとしても、うっかり他人にうつしてしまう事はあるということを覚えておきましょう。
なお、インフルエンザの感染経路は、主に飛沫感染(咳やくしゃみ、会話などで空気中にまき散らされたウイルスを吸い込んで喉に付着する)です。
咳ではウイルスが2m、くしゃみ1回でウイルスは3mも飛ぶといわれていることにおどろかされますね。
インフルエンザに感染した!いち早く気が付くには?
自分がインフルエンザに感染したと気が付くのは、基本的には高熱などの特徴のある初期症状が出たときであることが多いと思います。
ですが、潜伏期間があるのでインフルエンザウイルスに感染したのはもっと前ということになりますね。
では、インフルエンザに感染したという事を、発熱する前に早く気が付くことはできるのでしょうか?
まず、先ほどもご説明しました通り、潜伏期間中は自覚症状がほとんどありません。
ですが、インフルエンザウイルスは喉で増殖して体内に侵入していきますので、発症前から喉に違和感のある方もいらっしゃるようです。
また、自分の周囲でインフルエンザを発症した方がいれば、その時点で自分も潜伏期間であることが予想されますので、ある程度の目安にはなるかと思います。
インフルエンザは感染力が強いのも特徴ですので、周囲でインフルエンザの流行が話題になり始めたときは、自分のわずかな体調の変化でも気にしておくことが大切でしょう。
インフルエンザの潜伏期間中はどうすれば良い?
インフルエンザA型は強い感染力があります。
職場や学校、ご近所でインフルエンザに感染した人がいると聞いたとき、すでにインフルエンザウイルスが喉に付着している可能性は高いです。
ですが、喉でウイルスが増殖し体内に侵入していくまでには時間がありますよね。
この間に発症させないためにできることはいくつかあります。
手洗い、うがいをする
くしゃみや咳などを手で押さえた後、そのまま無意識に手や鼻に触れてしまうとせっかく外に出したウイルスをまた取り込んでしまいます。
こまめに手洗い、うがいをして、ウイルスを洗い流しましょう。
水分補給をする
インフルエンザウイルスは乾燥を好みますので、喉を潤しておくことで活動を低下させることができます。
また喉の粘膜を正常の状態を保つためにも、水分は必要です。
マスクをする
これは予防のためにしている方も多いですよね。
予防のほかに、口や鼻の周りの湿度を保つ効果も期待できます。
しかし正しくマスクをつけなければ意味がありません。鼻から顎のあたりまでしっかり覆ってください。
またマスクの表面は大変汚れています。着脱の際は表面になるべく触れないようにしましょう。
こまめに取り換えることも大切です。
睡眠をとり、体力をつける
睡眠不足では増殖するインフルエンザウイルスと戦う体力もありません。
栄養のあるものをとって、ウイルスと戦う体力をつけておきましょう。
症状が出ていない(潜伏期間)ということは、症状をだすほどウイルスが増殖していないとも言えます。
症状が出ていなくても、自分でインフルエンザと気が付いていなくても、体はウイルスと戦っているのです。
睡眠をとって、体を休ませましょう。
まとめ
インフルエンザが流行しだすと、毎年ニュースで話題になりますね。
マスク姿の人も多く見かけます。
自分がインフルエンザでつらい目に合わないためにも、気が付かないうちに人にうつしてしまわないためにも、インフルエンザかも!と思ったら、できることをして発症前にインフルエンザを撃退していきましょう。
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