インフルエンザの大人の症状に風邪薬や解熱剤は効果的?

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冬になると流行するインフルエンザ。

大人がインフルエンザにかかった場合、風邪薬や解熱剤は効果があるのでしょうか?

今回は、インフルエンザと薬について、お話していきたいと思います。


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そもそも、風邪とインフルエンザはどう違うの?

昔、インフルエンザは「強烈な風邪である」と言われていた時代もありましたが、実はインフルエンザと風邪は大きく違います。

どちらもウイルス感染が原因で発症する病気ではあるのですが、インフルエンザウイルスは風邪に比べて感染力がとても強いのです。

インフルエンザの潜伏期(感染してから症状があらわれる期間)はとても短く、最短は16時間であるとも言われています。

1つのウイルスが感染すると8時間後には100個に増殖し、16時間後には百万個にまで増えるのですから、流行するのも無理はありませんね。

 

また、風邪ウイルスは唾液や鼻水などから接触感染しますが、インフルエンザウイルスは接触感染に加え、空気感染もします。

たとえば、インフルエンザにかかった人が咳やくしゃみをした場合、それが空気中に飛び、それを吸った人が感染してしまい、感染が広がりやすいのです。

つまり、直接咳やくしゃみを吸い込んでいなくても、感染してしまう恐れがあるというわけです。

 

他にも、インフルエンザは38℃以上の高熱が出るなどの症状があらわれ、一般的に風邪よりも症状が重くなり、肺炎などの合併症を起こす危険もあります。

このように風邪とインフルエンザには異なる点が多くあるのです。


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大人のインフルエンザに風邪薬は効果的?

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結論から言うと、風邪薬はインフルエンザには効きません。

けれど、発熱や咳、鼻水や鼻づまりなどの症状を和らげることはできます。

つまり「熱が高くてどうしようもないほど辛い」という場合に風邪薬を飲めば、症状は緩和しますが、インフルエンザは完治しません。

なぜなら、風邪薬はインフルエンザウイルスに直接働きかける作用がないからです。

 

また、風邪薬と一緒に処方されることが多い抗生物質もインフルエンザには効果がありません。

抗生物質というのはそもそも「細菌」をやっつける薬で、インフルエンザなどの「ウイルス」には効き目がないからなのです。

 

 

インフルエンザに解熱剤は効果的?

では、解熱剤はインフルエンザに効果があるのでしょうか?

結論から言いますと、風邪薬と同様、熱を下げることはできても、インフルエンザウイルスへの効果は期待できません。

 

また、解熱剤によっては「インフルエンザ脳症」を発症する危険があり。インフルエンザの際に服用してはいけないものもあるので、注意が必要です。

インフルエンザの際に服用してはいけない解熱剤は、以下の通りです。

 

■アスピリン(アセチルサリチル酸)

バファリン、アスピリンなど

■ジクロフェナクナトリウム

ボルタレン

■メフェナム酸

ポンタール

 

なお、インフルエンザの際に服用できる解熱剤は、以下の通りです。

 

■ロキソプロフェン系

ロキソニンSなど

■イブプロフェン系

イブ、エスタックイブ、パブロンエース、ベンザブロックL錠、など

■アセトアミノフェン系

パブロン、ルル、コンタック、ベンザブロックS錠など

 

特にインフルエンザ脳症は10歳未満の子どもに多くみられます。

インフルエンザの高熱で辛そうだからとむやみに解熱剤を服用させるのは、絶対にやめましょう。

 

 

本当は、風邪薬も解熱剤も飲まない方がいい?

実は、風邪薬も解熱剤も安易に飲み続けていると、インフルエンザの完治を遅らせてしまうことになります。

人間は風邪をひくと発熱しますが、これは体温をあげることによって免疫力を高めているのです。

つまり、体が体温を上げることで白血球の働きを強め、ウイルスと闘っているんですね。

それなのに熱を下げてしまっては、この働きを弱めてしまうことになってしまいます。

高熱が続いてどうしても辛いという場合を除いては、風邪薬や解熱剤で症状を抑えないほうがウイルスの死滅も早くなって完治も早まりますよ。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

市販の風邪薬や解熱剤は手元にある場合が多く、インフルエンザの症状が辛い際に服用したくなりますが、注意が必要な点はおわかりいただけたでしょうか?

残念ながら、風邪薬も解熱剤もインフルエンザに直接的な効果はありません。

どうしても病院に行けないという状況でない限り、インフルエンザの症状がでた際には早めに病院を受診し、治療を受けるようにしましょう。

 

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