風邪の鼻水が黄色で頭痛もひどい!薬は何が良いの?
風邪をひいて黄色い鼻水がずっと治らない、という経験がある方も多いのではないでしょうか?
鼻水が止まらなかったり鼻が詰まったりすると、頭がボーっとしたりズキズキと頭が痛くなったりすることありますよね。
鼻水と頭痛が起きるという場合、花粉症や寒暖差によるアレルギーのほか、インフルエンザの感染など色々な原因がありますが、今回は風邪による鼻水と頭痛の症状についてお伝えしていきたいと思います。
黄色の鼻水と頭痛がある時の原因や対処法、おすすめの薬などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
風邪の鼻水が黄色で頭痛がある時って身体では何が起こっているの?
ウィルスや菌に感染して風邪をひくと、必ずといっていいほどあらわれる症状が鼻水や頭痛です。
鼻水が出るのは、体の中に侵入してくるウィルスを身体の外へ追い出そうとしているからなんですね。
身体の中では血液中の白血球がウィルスを撃退するために戦っている最中です。
その戦いの中で不要となった白血球やウィルスの残骸が鼻水と一緒に排出されているため、鼻水に黄色い色がつくんですね。
鼻風邪が悪化すると、炎症が鼻の中にある空洞の部分(副鼻腔)にまで広がることがあります。これを副鼻腔炎や蓄膿症といいます。
副鼻腔炎になると、鼻の中に膿が溜まって痛みや腫れが出ます。
そして黄色いドロッとした鼻水が多量に出たり、鼻をかんでもかみ切れない、頭が痛い、臭いがする、鼻の周り(目や歯、顔)が痛いといった症状が出てきます。
頭痛がある場合は、炎症が脳のほうにまで広がっている可能性もあるんです。
脳まで広がると頭痛だけでなく意識障害が起きることもあるといわれています。
他に頭痛が起きる原因として考えられるのは、鼻のかみすぎがあります。
鼻水が出にくいからといって思いっきり何度も鼻をかむと頭痛がおきてしまうので注意が必要です。
こういった症状の場合、どんな風に対処すれば良い?
黄色い鼻水が出て頭痛もある場合は、副鼻腔炎にかかっていることが考えられますので、まずは早めに耳鼻科を受診することをおすすめします。
副鼻腔炎は薬で治ることもありますが、ひどくなると手術が必要になることもあります。
耳鼻科に行くと鼻の中の膿を吸引してもらえますし、鼻の中に薬をふきつけるなどの治療がしてもらえますよ。
また飲み薬が処方されることもありますので、医師の指示に従ってきちんと治していきましょう。
鼻水がひどい時は、できるだけ鼻の中に鼻水を溜め込まない・鼻水をすすらないことが大切です。
鼻水はウィルスや菌などの異物を外に出すためのものですから、体の中に溜め込むとなかなか回復しません。
鼻をかむときはゆっくり片方ずつかむようにして、鼻の中が乾燥しないように加湿器や蒸しタオルを利用するのも良いでしょう。
鼻水を治すことで頭痛も治まっていきます。強く鼻をかみすぎないように注意しましょう。
市販薬で良い薬はある?
鼻水と頭痛をすぐにどうにかしたい、病院に行きたいけど行く時間がない、という場合は市販の薬でも症状が緩和できます。
風邪による鼻炎を和らげたいときは、アレルギー性鼻炎などにも使える「鼻炎薬」でも良いでしょう。
パブロン鼻炎カプセルS
副鼻腔炎によるくしゃみ・鼻水・鼻づまり・頭重などに効果があります。鼻粘膜の炎症や腫れを抑える成分が含まれており、鼻水や鼻づまりを軽快してくれます。
服用後、眠気が出ることがあるので車の運転をする方は注意が必要です。
風邪の症状を総合的に抑えたい場合は、「総合感冒薬」もおすすめです。
ルルアタックNX
鼻水や鼻づまりをはじめとした風邪の諸症状を和らげてくれます。解熱作用もありますので、鼻水・鼻づまりだけの症状の場合は、服用はおすすめできません。
市販薬はあくまでも症状を和らげるためのものです。市販薬を飲んでみても症状が良くならない場合は、きちんと耳鼻科を受診し治療するようにして下さいね。
まとめ
黄色い鼻水が出て頭痛もあるという場合は、副鼻腔炎という病気である可能性があります。
副鼻腔炎は市販の薬で良くなる場合もありますが、薬に頼りすぎるのもよくありません。
放置していると悪化して治りにくくなってしまう場合もあります。慢性化しないためにもきちんと病院を受診することをおすすめします。
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