風邪の鼻水でさらさらとねばねばの違いは?止まらない場合は?
風邪をひいて、ひどい鼻水に悩まされたことのある方も多いのではないでしょうか?
何もしなくてもダラダラと鼻水が止まらない…そんなときはティッシュがいくらあっても足りないですし、鼻をかみすぎて痛くなったりして、本当につらいですよね。
さらさらの鼻水が終わったと思ったら、今度はねばねばとした鼻水に変わり呼吸が苦しくなってきます。
このように鼻水にはさらさらのものとねばねばのものがあるのを感じたことがあるかと思いますが、この鼻水の違いって何だかご存知ですか?
今回は、風邪の鼻水でさらさらとねばねばの違いは何なのか、についてお伝えしたいと思います。また、それぞれの鼻水に対する対処法もご紹介します。
風邪の鼻水でさらさらとねばねばのものでは何が違う?
風邪のときに鼻水が出るのは、体の中に入ってきたウィルスを外に出そうとする身体の防衛機能によるものです。
でも、なぜさらさらとねばねばの鼻水が出るのでしょうか?
さらさらの鼻水の原因は?
風邪をひくと、まずさらさらとした透明の鼻水が出る場合が多いですよね。
さらさらとした鼻水は、鼻の粘膜にウィルスがくっついたために、それを大量の鼻水で身体の外へ出そうとしているためなんです。
体の中にウィルスがそれ以上入っていかないようにしているんですね。
つまり本格的に風邪をひく前の段階、初期症状ということになります。
さらさらの鼻水が出てくると、鼻水の他にも発熱や寒気、喉の痛み、だるさなどがあらわれることが多くなってきます。
ねばねばの鼻水の原因は?
ねばねばの鼻水が出るのは、さらさらの鼻水では排除しきれなかったウィルスが体の中に入り、本格的に風邪をひいた状態ということになりますね。
本格的に風邪をひくと身体の中の白血球が風邪ウィルスを倒すために戦ってくれています。
鼻水の中にウィルスや白血球の残骸が鼻水に混じるためにねばねばとした状態になります。
さらに白血球とウィルスの戦いが進行すると鼻水が黄色っぽく変化してきます。
さらさらの鼻水が止まらない場合どう対処すれば良いの?
さらさらの鼻水が出る場合は風邪の初期症状ですので、体をあたためてしっかり休養をとることが最も大切になりますね。
お風呂に入ったりして体を温めることで、身体の体温が上がり免疫力が高まります。
栄養のある食事をとることも重要です。
とくにビタミンCは白血球の働きを助けると言われていますので、積極的に摂りたい栄養素です。ミカンやイチゴなどの果物や、ホットレモネードなどの飲み物も良いでしょう。
この段階でしっかりと対策をとれば、風邪の悪化を防ぐことができますよ。
ねばねばの鼻水で息苦しい時はどうすれば良い?
それでも風邪が本格化してしまい、ねばねばの鼻水がつらい・息苦しくてあまり睡眠がとれないようなときは、次のような方法を試してみて下さい。
- 蒸しタオルを鼻に当てる
- 加湿器で部屋を加湿する
- マスクをする
- お風呂で体を温める
- 鼻スプレーを使ってみる
ねばねばの鼻水を解消するには、とにかく湿度を保つようにすることが大切です。
蒸しタオルは濡らしたタオルを電子レンジで1分ほど加熱すれば簡単に出来ます。温度に気を付けて鼻を覆うようにして当てて下さい。すぐに鼻が通るようになりますよ。
お風呂や市販の鼻スプレーも一時的に鼻水をすっきりさせるのに効果的です。
小さな子供の場合は、うまく鼻をかめないことも多いですよね。子供は鼻がつまって中耳炎を起こすこともあるため注意が必要です。
耳鼻科に行けばきれいに鼻水を吸ってくれますし、家庭でも鼻水吸い器を使えばすっきりしますよ。
まとめ
今回はさらさらとねばねばの鼻水の原因や対処法などをご紹介しました。
鼻風邪は蒸しタオルなどで一時的に症状をやわらげることはできますが、やはり根本の原因である風邪を治さなくてはなりません。
風邪を治すにはやはり十分な休養や栄養のある食事、体をあたためるといったことが重要になりますね。
きちんと治療しないと蓄膿症という病気に発展することもあります。なかなか鼻水が治らない、色付きのドロドロした鼻水が出るような場合は耳鼻科で診てもらいましょう。
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