インフルエンザの予防接種後が痛い!筋肉痛や腫れの原因は?
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスに感染した人が咳やくしゃみなどをすることによって空気中に広がり、そのウイルスを吸い込むことによって感染が広がっていきます。
潜伏期間1~5日で発症し、その症状もさまざまですね。
発熱、頭痛、関節痛や筋肉痛など、どれも風邪とは違い全身症状が強く、気管支炎や肺炎を合併し重症化することもあります。
そんなインフルエンザを予防するには、日々の手洗いやうがい、規則正しい生活ももちろん大事ですが、流行する前に予防接種を受けることがとても重要ですね。
インフルエンザにおいて予防接種は最も有効な予防方法で、特に高齢者の発病防止や重症化防止に有効的であるといわれています。
ただ、インフルエンザ予防接種の注射の後って、赤く腫れたり痛い事がありませんか?
今回はそんな予防接種後の腫れや痛みの原因を探ってみたいと思います。
インフルエンザの予防接種とは?
インフルエンザの予防接種は、体の中にウイルスに対する抗体を作る事です。
抗体があれば、ウイルスが体内に侵入してきた際にウイルスを攻撃し、発症や重症化するのを防いでくれるのです。
予防接種を受けてから抵抗力がつくまでには約2週間ほどかかり、効果の継続期間は約5ヶ月間となります。
予防接種の効果はかなり大きく、特に65歳以上の高齢者ではインフルエンザのワクチンを摂取することによって、発症や死亡リスクを大幅に減らす事が出来るとの研究結果も出ています。
予防接種の有効性を高める為にも、毎年流行する前に予防接種を受けておきたいですね。
なお、ウイルスは毎年変化していますので、その年に流行が予測されるウイルスにあった予防接種を受ける事が大事です。
予防接種後の痛みや腫れの原因は?
インフルエンザの予防接種を受けた後に注射をした箇所が腫れたり痛んだりした事がありませんか?
症状は軽いものでだいたい2~3日で収まってしまいますが、それでも注射後ですと不安になりますよね。
一体この腫れの原因はなんなのでしょうか?
それは予防接種の副反応の症状だと言われています。
インフルエンザのワクチンが体の中で反応して起こっているもので、インフルエンザに対する抗体がちゃんと作られている証拠なんです。
またインフルエンザは皮下注射といって、注射針を浅く入れて皮膚の表面に薬を入れる方法をとっていて、この皮下注射の場合腫れや痛みが出やすいようです。
一般的に副反応が出る確率は10~20%くらいだそうです。
通常の副反応は範囲も狭く2~3日で収まる軽度のものですが、ごく稀に肘や肩を超えて広範囲で腫れる事があります。
その場合はワクチンに対する過剰なアレルギー反応ですので、ただちに医師に診てもらうようにしてください。
痛みがひどい場合の対処法は?
インフルエンザの副反応、2~3日で収まるといっても痛みがあるのはつらいですよね。
ただこの痛み、基本特別なことはせずに、症状が治まるまで余計な刺激を与えない方がいいのだそうです。
ですがどうしても気になる痛みの場合は、市販の保冷剤や湿布などで冷やし様子を見てください。
この時に揉んだりするなどの刺激は与えないようにしてくださいね。
広範囲で腫れてきたり我慢できないような痛みの場合は、自己判断をせず、すぐに医師に受診してください。
また、予防接種の際の注意事項も甘く考えずにきちんと守りたいですね。
インフルエンザの予防接種をした後24時間は、注射した箇所を強くこすったり刺激したりすることはしないように気をつけてください。
大量の飲酒や激しい運動、長時間の入浴なども避けましょう。
まとめ
インフルエンザの予防接種で起こる腫れや痛みの原因は、体がウイルスへの抗体を作る為の反応だったのですね。
腫れや痛みが出てしまうのはつらいですが、通常は2~3日で収まりますので安静にして冷やすことで乗り切ってください。
予防接種に副反応はつきものです。冷静な判断と対処をして乗り切りたいですね。
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