熱中症対策に帽子は効果あり?色は黒でも大丈夫なの?
夏になると「熱中症予防のために帽子を被りましょう」という注意をよく耳にしますよね。
でも帽子って本当に熱中症対策に効果があるのでしょうか?
帽子はどんな色を選べばいいの?黒色でも大丈夫なの?といった疑問にもお答えします。
熱中症対策に帽子は効果的?
熱中症は、夏の強い日差しを長時間浴びたり、気温の高い場所でたくさん汗をかいたりして、体温が上昇し体温調節機能が働かなくなることで起こります。
そうすると、めまいや頭痛、吐き気、ひどい場合は意識障害などの症状が出てくるというわけですね。
水分や塩分を適度に補給することも大切ですが、暑さを避け体に熱がたまらないようにすることもとても重要です。
帽子はそんな夏の強い直射日光から頭部を守り、体温が上昇するのを防ぐ働きがあるため、熱中症予防に効果があります!
日陰に入ったときに涼しいなと感じるのと同じで、帽子を被ることで日陰に入っている状態を作り出していることになります。
熱中症になる原因である体温の上昇を抑えることができる、というわけですね。
また、帽子は紫外線から身を守る働きもあります。
頭が蒸れるから帽子は苦手、似合わないから被らないという方も、暑い日に外を歩くときはぜひ帽子を被るようにして、熱中症を予防したいですね。
色は何色が良いの?黒色でも大丈夫?
では、どんな帽子が熱中症対策に適しているのでしょうか?
熱中症対策のために帽子を選ぶ場合のポイントは次の通りです。
通気性の良い素材
麻や綿、麦わらは、通気性が良く熱が頭にこもりにくいのでおすすめです。
暑いときにニットやレザー、ウールなどの素材を選ぶ人はあまりいないとは思いますが、これらは熱が逃げにくいのでNGです。
ピッタリよりゆるめのサイズ
頭にフィットしている帽子は熱が逃げにくいので、すこしゆるめのものを被るのがポイントです。
色は白や淡色
黒色は紫外線をカットする働きはありますが、熱がこもってしまい余計に暑くなってしまうためおすすめ出来ません。
白色など薄い色の帽子は日差しを反射し熱をためにくい性質があります。なので、熱中症対策で帽子を被るなら白系のものが良いでしょう。
つばが広いもの
つばが広いと日陰がより多くできるので熱中症対策に向いています。
このような条件を満たしているのが、夏の定番「麦わら帽子」です。
通気性もよく色も薄めで、つばが360度ついているため、夏に被る帽子としてはとても優秀であることがわかりますね。
お子さまに帽子を選ぶときは、ぜひ通気性の良い白系のものを選んであげましょう。
帽子以外におすすめの熱中症対策グッズは?
帽子の他にもおすすめの熱中症対策のグッズがあるのでご紹介します。
冷却タオル
水で濡らして首に巻くだけで、体を効率よくクールダウンしてくれる便利なアイテムです。
乾いたら水で濡らせば何度でも使えて経済的です。
子供と公園で遊ぶ時にも親子で使えて便利ですね。また、高温の野外で仕事やスポーツをする人にも人気があるそうですよ。
帽子とセットで使うとより一層熱中症予防に効果があると思います。
他にも、直射日光を避けられる日傘、ほてった体をひやすことができる冷却剤やアイス枕なども便利なアイテムです。
暑い季節に外出する際は、ぜひこういったアイテムを上手に利用して熱中症予防をしていきましょう。
まとめ
簡単にできる熱中症対策は、水分と塩分を補給する、涼しい服を着る、涼しいところで休む、帽子をかぶるなどの方法があります。
特に帽子は、かぶるだけで頭に熱がたまるのを防いでくれますので、外に出るときは必ず被って出かけたいものですね。
夏の帽子は、色やサイズ、つば、素材の4つのポイントを意識して、選んでみて下さいね。
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