熱中症対策の食べ物ランキング!梅干しは効果あるの?
熱中症対策として、こまめな水分補給はとても大切ですよね。
しかし、日ごろの食生活も非常に大切です。食欲がなくなって栄養が不足すると熱中症にかかりやすくなってしまいます。
そこで今回は、熱中症対策に効果のある食べ物をランキングでご紹介します。
また、一般的に熱中症対策に良いと言われている梅干しの効果や栄養成分についても解説いたします。
3位:ジャガイモ
カリウムは熱中症対策に必要な成分のひとつですが、ジャガイモは野菜の中でもそのカリウムの含有量がトップクラスです。
カリウムは主に細胞の中に含まれるのですが、汗をかいて水分や塩分と一緒にカリウムも排出されてしまうと、細胞内が脱水状態になってしまいます。
そうすると熱中症になった場合に重要な臓器に機能障害を引き起こしてしまうのだそうです。
また、筋肉の働きをよくする効果もあるため、日常的にカリウムを摂取しておくと熱中症にかかってしまったときの回復力が高めることができます。
ちなみに、カリウムを含む他の食材は、小豆、そら豆、落花生、スイカ、バナナ、ひじき、里芋、ほうれん草、海苔、パセリ、などです。
2位:豚肉
ビタミンB1が不足すると、乳酸などの疲労物質が溜まり、体が疲れやすくなってしまいます。
豚肉に多く含まれるビタミンB1は、糖質を分解しエネルギーに変換する働きがあり、熱中症予防に効果があります。たんぱく質も摂取できるので、夏バテ防止にも効果的です。
うなぎもそうですが、スタミナが付くと言われるのは、こういった理由があるからなんですね。
ビタミンB1を含む他の食材は、うなぎ、ハム、グリーンピース、海苔、大豆、などがあります。
1位:スイカ
夏の食べ物と言えば、スイカですよね。
スイカの約90%は水分で、抗酸化作用のあるアミノ酸やβカロチン、ビタミンB1、B2、C、そしてカリウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。
特に抗酸化成分は、暑い夏に疲れがたまる原因と言われる活性酸素を分解する働きがあります。さらに余分なナトリウムを排出し利尿作用を高めるため、むくみの改善にも役立ちます。
また、スイカに含まれる果糖とブドウ糖はすばやくエネルギーに変わるので、食欲がないときにも最適です。
熱中症予防に効果のある成分がバランスよく含まれるスイカは、夏の水分補給、栄養補給に打って付けの食べ物といえますね。
番外編:梅干し
梅干しも、熱中症対策には欠かせない食べ物です。
たくさん汗をかくと体の水分や塩分のバランスが崩れ、脱水症状が起きます。
そうすると体温調節機能が働かなくなり自律神経にも影響が出てきて、けいれんやめまい、頭痛、吐き気などの症状が出てきます。
そんな脱水症状の際に飲むのが「経口補水液」です。経口補水液には食塩、クエン酸ナトリウム、塩化カリウムが含まれていますが、じつは梅干しにもこれらの成分がすべて含まれているんです。
そのため、とても効率よく塩分やミネラルを補給できるというわけですね。
梅干しのすっぱい成分であるクエン酸も豊富に含まれるので、疲労回復効果もあり、夏バテ予防にも最適です。
高温の炎天下だけでなく屋内でも熱中症にかかる場合がありますし、気温・湿度が急に高くなる梅雨の時期にも熱中症にかかりやすくなります。
ぜひ1日1粒の梅干しをぜひ毎日の食事に加えてみて下さい。
食べ物を腐りにくくする効果もあるので、夏のお弁当に加えるのもおすすめですよ。
まとめ
いかがでしたか?
熱中症対策は水分や塩分に注目が集まりがちですが、カリウムやビタミンB1、クエン酸などの栄養成分にも効果があることが分かりましたね。
梅干しやスイカ、豚肉、ジャガイモなどを夏の食事に加えて、夏の暑さに負けない強い体をつくり、熱中症予防を徹底していきましょう。
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